世代が違う人,特に上の世代の話から学ぼうとする若者は少ない.そういう感じはしている.
本を読まないというし,SNSで自分の好きな人だけをフォローして視聴しているのだし.
そんな日常,同質的で自分の好きな情報空間の中だけで生きるような日常に,
私が役に立とうと入ろうとすることが,そもそもおこがましいのかもしれない.
役に立ちたいと言って自ら役に立たせてくださいと懇願するのは迷惑だ.
何か役に立とうとするなら,対個人でなくもっと大きな組織に訴えたほうがいい.
社会活動,政治活動,そういうことになる.
あるいは思想や信条,学問や芸術でもいいだろう.
必ずしも,新しくエスタブリッシュする必要はない.
その一員であることがすでに活動であり,意味のあることだ.
私は小さな教会のメンバーとして,この教会を支え続ける.
これだって立派な活動である.
将来いずれ必要としている人に届くだけでも,意味があったということになる.
小さな効果でいい.それが活動の意味になるから.
本日の積読
「旅する練習」乗代雄介著