先駆,反復,瞬視,そして時熟.
実存主義の用語だが,ハイデガーはよくぞ体系化してくれたなと.
私の言葉にならなかった心の機能が,この4語だけでも非常に理解し表現できる.
実存主義の問題だった,個人に閉じやすい傾向が,
最近「新しい実存主義」によって克服されてきている.
つまりは,自分と同じような実存を各人で持っているが,
その内実は各人各様なので,互いに認め合おう,というものだと思う.
人は無限に異なるというわけだ.
実存主義では語れない視点もいろいろある.
哲学はこれからも変更され沸騰する.
どこまでも体系化され,突き崩され,新しい視点で語られる.
本日の積読
「新実存主義」マルクス・ガブリエル他著