便利なものにお金が集まる.企業は皆,便利なものを発明し,さらにお金を集める.
それでいいのか.人間中心設計を見直す視点も大事だろう.
不便なものは無駄になる.誰にも使われずただ捨てられる.
そうではなく,人間の精神を弛ませるものではない,むしろ精神性を覚えさせ高めるような設計である.
その場合も,便利であることは一つの属性であるとは思う.
しかし,精神を緩ませ怠慢にする設計では良くない.人間に相応しくない.
緊張がストレスとの関連で語られがちだが,真の緊張が忘れられつつあるのかもしれない.
身を正し,姿勢が思わず直るような,内的な緊張こそ,人間の忘れてはならないものの一つだ.
便利なものばかりに囲まれて忘れてはならない.
そんな塩味の効いた言葉のようなものづくりが大事だ.
具体的に考えてみたい.
本日の積読
「死に至る病」キルケゴール著