趣味なんて,何かを達成しようと思ってやるものでなく,
退屈を手なずけるためのものだと思っている.
人生の半分は退屈な時間だから.
何かを達成しようと思うなら,腰を入れて学ぶだろう.
毎日学び続け,吸収し続けるだろう.
でも,そんな人は世に半数もいない.少数派だ.
日の生活のために働き,食べて消費し,次の日も働きに出る.
そんな考えで生活している人が半分以上はいる.
現代であってもそうだと思う.
私もそんな考えになってきた.
何のために達成しようと思っていたのか.
何かを達成した後,どんな道をどうやって進むべきか.
逃げ切るのか,また一山当てるのか.
この考えになる時点で,すでに私は不真面目だ.
これからどうやって生きていこうか思案している.
本日の積読
「暇と退屈の倫理学」國分功一郎著