自分の才能を発揮している人は,世界には半分くらいはいるのではないか.
別に特別な才能でなくて良い.人類初の成果をあげなくてもいい.
キウイを綺麗に育てる才能や,本の誤植に気づいてそれを減らす才能,服をエラーなく縫製する才能.
玄米のロウ層をカットする技術を発明した才能もあれば,ステンレスで毛抜きを設計した才能もある.
この世界はいろんな人たちの才能の成果で豊かになってきた.
これからもそうだろう.
何も人類にとって特別な成果でなくて良い.自分が才能を活かして生きていると感じられれば充分だ.
会社の中で働いている人は,なぜそこで働き続けられているか振り返ってみれば,
自分の様々な才能を知るだろう.会社での働きは多面的だから.
会社というのが回るために必要な人の働きはいろいろあるから.
会社に勤めていると才能が隠れて見えなくなりがちだが,
才能が多面的だとわかれば,何を発揮していこうか考えられるので,
働くことがより楽しめるかもしれない.
本日の積読
「selfish」トマス・J・レナード著