妻もそうなのだが,私は人に関心がない.自分に興味がある.

正しくは,自分の心や,自分が世界をどのように認識しているかや,世界はどう存在しているかに興味がある.

なので,哲学には関心が強いし,何か暇があれば,そういうことを考えている.

妻は少し違って,自分自身に関心があるごようす.

それで私たち夫婦は,1日の9割以上をひとりで過ごしている.

お互いに満足して生きている.妻も,いつ死んでも満足だと言っている.


あなたのことを知りたいから話を聞かせて,という関係が嫌だ.

聞かれる側も,聞く側にも,立つことを拒否する.

初めて会う人に,自己紹介を立て板に水のごとく話す人がいるが,

私は人にそんなに自分を知ってほしくない.知られるべき自分も持っていない.

反対に,人の「私をよく知ってもらいたい」との思いを満たすことができない.

人から詳細な自己紹介をされても,それでその人を理解できた自信が持てない.


自然と,私は人と疎遠になる.深い信頼関係も育めないことが多い.

でも,それが心地よい.私は人より概念や思索の中に意味を見出す人なのだ.

本日の積読

「自分で考えてみる哲学」ブレンダン・ウィルソン著

投稿者 IKIX_code

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