何か,夢や想像やイメージや,断片的な記憶や思い出の中にいる時間の方が,
直視する現実や体験よりも,豊かで幸せなものになる.これは経験的な話.
現実世界や,物や人や情報よりも,私がイメージできることの方が,私を幸せにしてくれることに気づいた.
好きな音楽や,好きなインテリアグッズ,好きな場所の記憶.
部屋にいながら,部屋の中からどこでもない場所へ飛躍している時間の方が楽しい.
現実逃避かもしれないが,確実に幸福になる方法である.
想像力や人生経験や思い出を重視する老人の知恵は,この辺りに意味があるように思う.
お金で買える物の価値がますます減り,買いたい気持ちがわく頻度もますます減る.
本日の積読
「より少ない生き方」ジョシュア・ベッカー著